“HELLO!” dear my friends
遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
前回のフィレンツェ編が思いのほか長くなってしまったので、ヴェネツィアは分けて書くことにしました。
私にとってのヴェネツィアのは、妖し(多分仮面のイメージ)麗し(ゴンドラで優雅に行き来したり硝子細工のイメージ)水の都、旅番組で街の様子は見たことがあり、仮面のひとつも買おうではないかと胸をときめかせていました。
チケットは前日、RAILEUROPEで購入。
http://www.raileurope-japan.com/
ホテルでプリントしてもらい早めに駅へ行ったのですが、時間通りではないようで、電車が入ってくるホームも直前までわからなくてドキドキです。ずっと電光掲示板を見上げていたら首が痛くなりました。
イタリアの新幹線的な電車、赤でまとめられていて格好良いのです。イタリアにいると、美しさと美味しさとへの激しい情熱を感じ、自分って淡泊だなあと思います(普段はこだわりが薄い方ではないつもりなのに)。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione diFirenze Santa Maria Novella)から2時間くらいでヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅(Stazione di Venezia Santa Lucia)へ到着、駅を出るとすぐに川が見え気分がぐっと上がりながらも、曇り時々雨の天気のせいで水の都は東京の増水した川の匂いがして、妙な親近感が湧きました。
家と運河が密着している驚きの構造です。
おじさんがドアノブというのも驚きの構造です。
ここの住人は、毎日おじさんを握って家に入るのですね。
入り組んだ路地が多く、方向音痴殺し。
Google mapsに頼って旅をしている身としては涙目です。
可愛い入り口の店だなとよく見たらバーガーキングでした。街に溶け込むデザイン良いですね。
友よ、話変わってメレンゲは好きですか?
卵白を泡立てたものを使ったお菓子で、砂糖を加え絞り出して焼いたものを時折見かけると思います。日本では小さいものが多いのですが、海外に行くとゲンコツ以上の大きさであることも多いです。
メレンゲの食感は大好きですが、さすがにゲンコツサイズとなると怯みます。
その巨大メレンゲ、実によく見かけるのです。
色もかなり大胆です。
謎のゲンコツクッキーもよく見ます。この大きさ、心の栄養だとしても一度に食べると体にはあまり良くない気がするのです。それともイタリア人は戦闘能力が高い消化酵素を持っているのでしょうか。
大きいのは買う勇気がなく、5cmくらいの小さなメレンゲ菓子を買いました。パイ生地の上にサクサクしたメレンゲの二重サクサク構造でとても美味しく、10個くらい食べたかったです。あ、10個食べるとあのゲンコツの分量になるのか…なるほど。
日帰り旅行だったので滞在時間は短かったのですが、世界に名だたる観光地、やはり訪れて良かったと思いました。テレビで見るだけではわからない空気感を味わい、まだまだ行ったことない場所がたくさんあるのが嬉しいようなもどかしいような、とにかく旅への欲望が高まったことは間違いないです。攻略したい地がたくさんで次はどこに行こうか迷います。
そしてフィレンツェに戻ります。
滞在中、電車には4回乗ったのですが、一度も定刻に電車が来たことがなかったです。時刻表は目安でしかないのだなと。日本の運行ダイヤは凄いのですね。
ヴェネツィアではドアノブおじさんが、フィレンツェでは足めくれおじさんが頑張っています。
メレンゲ菓子のことばかり書いて、食事について触れるのをすっかり忘れていました(みんな美味しかった!)。しかしこれ以上手紙を続けては、さすがに辛抱強い我が友も飽きると思うので、ホテルの朝食画像で美味しさを伝えます。チーズとハムが特に素晴らしかったです。
Lufthansaフランクフルト経由、ANAで日本に帰りました。今回は少し短めの旅だったので帰国が寂しく感じました。さっそく次の旅の計画を練らなければ。
遠くて近い我が友よ、長い手紙を読んでくれてありがとう。
更新が現在に追いついたら、リアルタイムに近い形でも手紙を書いてみたいですね。
では、日本でも滑舌が悪い私が海外ではよりいっそう、故に、機内でウォーターを頼んだらコーラが出てきた写真でお別れです。
また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!