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8.1.3 に消滅と誕生を繰り返す人生
2018.08.13

20180813

夏は私にとって、思索が形になる季節のようです。
とりとめもなく浮かんでいた想いが少しずつ言葉になり、伝えられるくらいにはまとまってくる気がします。
昨年思い悩んでいたこと「8.1.3はそもそも謎であるのか?と考え直す人生」、実は文章を書いた一週間後くらいに結論が出てしまいました。

20180813

「音楽に情熱を感じていたり、楽器を練習する理由を理解していれば必ずできる。
音楽家としての自分と普段の自分を深いレベルで一体化させることが。
するとやがて音楽と人生は相互に作用し、果てしない充実感に満たされる。」

これについてです。
私は果てしない充実感という言葉に、妄想をふくらませ過ぎていました。息もできない強烈な恋の情熱に似たものを想像していたのです。その妄想を抑えて淡々と内部を掘り下げた時、一体化していると実感でき、私なりの充実感に満たされていることに気づきました。青い鳥はここにいた、まさに物語通りの結末です。

20180813

いつでも自分の胸の中に答えがあると、わかっていても雑念にとらわれ見失いがちな卑小な自分。高邁な精神を宿し続けるに値しない存在なのかとうなだれる毎日。人間はどうせ不完全なのだから、不完全さを受け入れて折り合いをつけていけば良いのに、局地的な潔癖さを発揮することで卑小ではないと自分に向かって証明したがる愚かさよ。

我ながら面倒くさい性格だなと思います。
でも、この面倒くささが、作詞には大いに役立っている=音楽家としての自分と普段の自分が深いレベルで一体化しているという証明でもあるのでしょうか。

20180813

誕生日前、北京の夏の暑さのなかで、こんなことを考え続けていました。
そして52歳になりました。

大いに卑小なる自分を受け入れて、それでも理想に少しでも近づけるように、日々自分が感じる美しさ、面白さ、可愛さを大切に味わいながら創り続け、それを楽しんで生きようと思います。

20180813

8月13日に各所で配信開始の「ツキオク (darkness techno ver.)」で気持ちの整理もついて、次の計画を練っています。いつも通り時間がかかると思うけれど、待っていてくれたら嬉しいです。

「こういう音楽があってもいいと思わない?」
「思う!」
これが私に出来る人との繋がりかたなのでしょう。

作家としての私の作品を愛してくださる方への感謝を、アーティストとしての私の作品に共感を持ってくださる方への友情を。

いつも、ありがとう。