“HELLO!” dear my friends
遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
BICAF北京国际动漫展(北京国際コミック・アニメーションフェスティバル)のお仕事で、中国の北京に行ってきました。東京から4時間くらいと近い場所なのですが、今まできっかけがなく、初めての北京です。
成田から出発と思いきや、台風で欠航、旅程の組み直しで当日急遽関西空港まで行き一泊してからの北京行きとなり、余裕がある日程のおかげでイベントには間に合いましたが、かなりハラハラしていました。
道中色々ありましたが無事到着、素敵なホテルを手配して頂き、周辺が王府井(ワンフージン)という繁華街、デパートやショッピングモールが並び、日本で言うと銀座の街のような賑わいの場所を散策。
この金色の建物を見て、中国っぽいと感じましたが、この建物は古いイメージとのこと。つまり私の北京観も少し古かったのでしょう。
私の北京のイメージは、佐藤隆さんの「北京で朝食を」という曲から来ているので、当然古いですよね…でも現地でこの曲を聴くことができて、感動しました。
街は新しさと勢いが感じられ、曲のイメージから現在へと切り替わり、浮かれた写真を撮ってみたり。
付近は、立派な建物が建ち並び、私の中の北京は次々上書きされます。
老北京风情街(老北京風情街)という、古い街並みや商店をを再現した通りへ。ここは大混雑、歩くのも大変でした。
友よ、虫を食べ物として好きですか?
私は味というより(蜂の子とか食べたことはあります)、デザイン的に苦手です。選択肢があるなら他の食べ物を選びたいです。この通りでは観光客向けのネタらしく、ちらほら食べ物として売られている虫のシルエットが目に入りましたが、見なかったふりをして進みます。
お土産用のTシャツやアクセサリー、雑貨が売られていて、私も小物やパンダTシャツを買い、
ハンコ屋さんで、畑ハンコを作ってもらいました(1文字なので速かった)。
写真撮ってください的な場所で、乗せられて撮る訳です。
話は一気に飛びまして、是非とも行ってみたかった、紫禁城(故宮博物院)。
想像以上に広く素晴らしく、そして暑いのです。
夏休みで、地方からも観光に来ているらしく、大混雑。そして遮るものがないので、暑さから逃げようがありません。寒さに弱いだけじゃなく暑さにもかなり弱い自分、すっかりぐったりしてしまいました。
実は観光場所の候補に万里の長城もあったのですが、バッドエンドになりそうな気がしたので無念な気持ちを噛みしめつつ辞退しました。涼しい時期に是非とも訪れたいのですが、そういう快適な季節は人出も多いのでしょうね。
このマップにあるひとつひとつがとても大きく、途中で抜けられる出口がありません。最後まで進むしかないのです。
建造物が大きすぎて、写真も上手く撮れず。
とにかく全てに圧倒されました。
出口に到着した時は、ゲームでダンジョンから脱出した時のような気分。でも、一度は来るべきところですね。
こちらも世界遺産、頤和園へ。
やはり夏休み混雑。
通訳さんがいなかったら、チケット買うのも途方に暮れたことでしょう。
広がる蓮の花を前に、写真。
池の前で写真を撮ろうとする人がたくさんいて、ぐいぐいと押し出されてしまいます。
霧に煙る池はとても美しく、
私の見たかった中国の美が目の前に広がっていることに感動しました。
階段の上り下りでバテてはいますが、大興奮。
天井も見飽きぬ美しさです。
きっかけがなく、と最初に書きましたが、自分で機会を作って世界を巡らなければと思います。もっと見識を広めて作品創りに生かしたいなと。
新旧共に刺激的な街でした。
おっと、北京の食べ物について触れる間もなく長い手紙になってしまいました。
近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。
自分が受けた衝撃を、写真で伝えることができるくらいの技量が欲しいのですが、至らぬままで悔しいです。
食事編は別の手紙で書きます。また長いヤツ? とうんざりしながらも読んでもらえたら嬉しいです。
では、北京で撮ったつるつる対ぴかぴかの写真でお別れです。 また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!