人生のなかで、信じられないほど素晴らしいことに巡り会えた年、信じたくないほどがっかりなことにも遭遇した年でした。
その落差たるや。
こんなに激しい喜と悲を味わう羽目になる自分の人生とは。
仕方ないのです。
私は、激しい、非凡な充足感を望んで生きてきました。全てにおいて激しい結果が出るのは必然なのでしょう。
…など、考えは止まらないのですが、取りあえず、素晴らしかったことを胸に刻み、美しくない出来事は忘れ、教訓のみ今後に生かします。
仕事には、本当に恵まれたと思います。
感謝の気持ちは、作品でお返ししていくしかないので、引き続き心血注ぎます。
雑誌やネットの記事で「独りの老後」的なものがあると、ついつい見てしまう昨今。
単語の印象では寂しそうですが、恋=結婚を考える必要がある年齢でもないし、独身で自力で生きていくだろうことに、そこそこ気楽な喜びを感じています。
自分の仕事を楽しみ、生活を楽しむ。
気力体力の続く限り、気ままに生きて、素敵なものやひとに巡りあって、瞬間を味わう。
合わないことからはそっと遠ざかり、傷つけたり傷つけられたりを避けて、好きだと感じることに愛を注ぐ。
気が合う友達と、ゆかいに過ごしていきたいです。
そして旅はいいなあ、と。
体調がすぐれない一年だったので、遠出は年始めのロンドンだけ。
あとは香港、韓国、上海、沖縄、博多、台湾、徳島、湯河原、と、また国と街がごっちゃですが、近場に色々行ってきました。
どこもそれぞれ楽しく美味しく、故郷がないことを悲しく思っていた自分ですが、日本が故郷、いやもう地球が故郷でいいんじゃない?
という、スケール大きなくくりかたに落ち着きました。
いつか念願の宇宙海賊になれたら、故郷…ふっ…地球という青い星さ…と彼方を見上げながら呟こうと思います。
では、皆様よいお年を!