“HELLO!” dear my friends
遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
3月はポルトガルのポルトへ行ってきました。
最初はバルセロナへ行こうと思っていたのですが、旅行前までとても忙しく下調べをする時間がなく、しかもかなり疲れていたのでのんびりできる場所へ行きたいなと。
そこで、ふと思いついたのがポルトです。
前回のポルトガルはリスボンに滞在、ポルトまで行けなかったことを思い出し、今回の目的地に決定。
フランクフルトまでのチケットを買ってあったので、その先を買い足し、初めてのポルトへ到着しました。
空港からは、電車に乗ります。
電車でソファーを運んでいる人を見かけました。のんびりした良い雰囲気です。
今回も、機内持ち込みできる大きさの荷物なので電車で移動です。
1回の乗り換えで目指すサン・ベント駅 (Estacao de Sao Bento)へ到着。
全体をうまく写すことができませんでしたが、アズレージョ(装飾タイル)がとても美しい駅。
気候は穏やかで、暖かいというか昼間は少し暑かったです。
ウールのコートの下に薄いパーカー、長袖シャツを着ていましたが、昼間はコートがいらないくらいでした。
ホテルに到着すると、仕事場所をまず確保。ここで作詞です。
散歩に出てみると、良い感じの店達が並ぶ通りがありました。
素敵な建物達を見上げ、構図に悩みます。
カラフルな建物が並ぶと、ポルトガルっぽい!と思うのですが、この感覚は一体どこで刷り込まれたのでしょう? 絵葉書?
道を下り、川に突き当たったので、景色を眺めてぼんやり。美しい女性が映り込んでいて、嬉しくなりました。
ここでずっとぼーっとしていたい…と思いつつ、暑いのです。じりじりと焼かれ身体がcervejaを欲しています。
ポルトでは、人を怖がらない猫を結構見かけたので、大事にされているのでしょう。旅先で猫と出会うと嬉しくなりつつ、少しうちの猫社員を思い出して切なくなります。
友よ、ポルトガルの食べ物というと何が浮かびますか?
鱈とタコと鰯が人気のようです。
さっそく頂きます。日本のコリコリとはまた違ってフワフワなタコです。
小骨の多い鰯がストレスなく食べられました。
川沿いから少し路地奥に入った、居心地の良いお店です。
「Escondidinho do Barredo」
Rua do Infante D. Henrique 71, 4050-297 Porto
今回とても美味しかったもの、勧めてくれた友達曰く「豚の生姜焼き」。食べてみて納得、これは毎日食べられる私の大好きな素朴飯です。
「Conga」
R. do Bonjardim 314, 4000-115 Porto
そしてナタと甘い甘いポートワイン。
最初は、甘すぎるだろう!と思っていたワインが滞在中には慣れて、ちょっとずつ飲むのは美味しいなと思うようになりました。
Manteigaria
R. de Alexandre Braga 24, 4000-049 Porto
どんなところで作っているのだろうと、ワインセラー見学。
やっぱり甘い。とにかく甘い。
寝る前に本を読みながら飲むのには合ってそう。
ワインセラーにも行けるとのこと、電車のような車でのツアーに申し込んでみたのですが、お尻が痛いのと揺れで乗り物酔いするので、ひたすら心を無にして耐えていました。
それにしても、なんて洗濯物が可愛い街なのでしょう。
狙って干してるのかと感心してしまう色彩感覚。
路地を歩くだけで、ワクワクしてしまいます。
アズレージョは美しく、
落書きは面白く、
徒歩で回れる、程良い規模感の街。
思った通り、のんびりできました。
船に乗り、街並みを川から眺め、川沿いではイタリアのおじいちゃんに求愛され(おじいちゃんのツアーコンダクターが、女性にしつこくしないで!と怒って彼を撤収していきました)、一人旅を満喫です。
遠くて近い我が友よ、読んでくれてありがとう。
美しい本屋さんに行った話にたどり着く前に、かなり長くなってしまいした。
次の手紙で書きますね。
写真でお分かりかと思いますが、旅の始め、フランクフルト空港で眼鏡をなくしたので、この旅行中はずっと裸眼で世界がぼんやりしていたことを告白します。
では、「小心地滑」画像コレクションで写真でお別れです。
また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!