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Shizuoka, Aichi
2021.03.11

Hello dear my friends! A letter for you.

遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
東京の緊急事態宣言が終わったので、先月から延期していたロケハンに行ってきました。

当初は沖縄で考えていましたが、沖縄の感染者数が落ち着かないこと、また撮影時期に緊急事態宣言に入ってしまう可能性も考え、東京からあまり遠くない場所である静岡県か愛知県の郊外から候補地を選ぶことにしました。

今回は水、そして鏡がテーマです(と書くと、察しが良い我が心の音友は何の曲か分かるのでは)。

まずは食い意地的に浜松餃子からスタート。開店前から行列、そして開店時間を過ぎてからゆっくりとお店が開き、順番にコの字型のカウンターへ案内されました。

キャベツが多い優しい味、いくつでも食べられそうでした。

周囲を観察して気付いた事実、ラーメンを頼むと餃子の後に出てくるようです…つまり一緒に出てこない。餃子とラーメンを交互に食べるものだという先入観があったので衝撃でした。

この日はとても寒く、装備はまさかの真冬ロングコート。

3月だというのに、コートを脱いだ途端に震えるほど寒くて笑えてきます。

ギリギリ水に近づいて〜!と言われ、不安が隠せない顔になってしまう。

あいにくの雨、そしてとても寒い日でしたが、浜名湖などいくつかの湖を探索。

水辺で足が濡れるので、ワークマンで長靴を買いました(初ワークマンが嬉しくてついでに私服も)。翌日のロケハンに備えます。

夜は大好きな鰻を「うな慎」で食べました。

初めて食べた鰻の刺身。さっぱりと食べやすく、とても美味しかったです。

さて次の日、向かうは佐久島。

チケットを買い、一色さかな市場で食事、

船の時間まで、作戦を練ります。

準備運動も欠かせません。

全員でジャンプ写真を撮るのが私の中で流行っています。

船は…苦手。

目に絶望を宿し、ひたすら心を無にして到着までの20分程をやり過ごしました。

島に着くとだんだん晴れて気持ちの良い天気に。

自転車を借りて島を巡ります。

青空が見え始め、島内の花が綺麗、

春の暖かさがやっと感じられる…というかむしろ汗ばむくらいです。

滑りやすく濡れる海辺で、昨日ブーツを買って良かったと心底思いました。

店は閉まっていたので、昨日買ったみそまんと

うなぎいもの干し芋が非常食として役に立ちました。

各所を検討しつつ、

お約束の記念写真も撮りながら夕方までロケハン、

船を待って港へ戻ります。

帰りも船の揺れが気持ち悪く、人生で初めて優先席に座る若者へ「お願い…オバサンに席を譲っておくれ…」と念を送ってしまいましたが(届かず)、ここは山手線の中でたまたま揺れている場所を通過しているだけ、という妄想で船酔いと戦いました。

名古屋へ行き、最近気に入ってるシャチホコ鏡が可愛いニッコースタイルナゴヤに宿泊、ロケハン全行程を無事に終えました。

さっそく翌日は朝からデザインの打ち合わせ。佐久島は別の機会に、本撮影は静岡ということで場所は決まりました。次の作品へ向けて頑張ります!

近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。

島との出会いと長靴の便利さへの喜びを表現した写真でお別れです。
また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!