近くて遠い我が友よ、お元気ですか?
11月〜12月の1ヶ月間、金沢のホテルを借りて東京と2拠点生活中。今回はひがし茶屋へ行ってみました。
茶屋で遊ぶ…この古風な建物内で芸妓さんの芸を宴を楽しむという遊び方が昔はあったとのこと。私も以前そういう機会があったのですが、楽しかったというより興味深かったという感じでした。
音楽ひとつ取っても三味線の弾き語りに色恋の歌、テンポ感が違い過ぎて異世界探訪気分。ああ今の時代とは違う楽しみ方があったのだなあとは思いました。ということは、私が今仕事で世に送り出している曲達も、いずれは同じように昔はこういう曲が楽しかったのね、と思われるのでしょうか。
世の無常を感じ、しんみりした気持ちになりましたが、綺麗な着物を来た人達が楽しそうに散歩している姿を見ていたら、気分が上がってきました。私も着てみたいけど、外は寒い…若いお嬢さん方のようにコート無しで町を歩ける気がしません。
またいつか…と着物のことは忘れて散歩します。
写真では無人ですが、人気の観光地だけあって賑わっています。
映り込みがないように、撮るのが実は大変。
木造の懐かしい雰囲気の店達が並ぶ町…というか、木造が懐かしいという感覚はどこから来ているのでしょう。私は1966年生まれ、つまり昭和41年で東京育ちですが、子供の頃の記憶に、風情のある木造の建物が並んでいた風景はありません。
確かに昔風の家や店はあったと思います。でも、大体お年寄りがひっそりやっていて、いつの間にか取り壊されていたような記憶です。
親から禁じられていた駄菓子屋が簡素な木造だった気がします。衛生面で問題がありそうで行って欲しくなかったのでしょうが、まあこっそりと。
茶屋街で嬉しかったのは、和菓子パラダイスだったこと。
たくさんの甘味屋があり迷ってしまいます。私は、餡子や寒天が自家製の店が好きです。甘さや固さに店の個性が出て面白いと思うのです。
少し離れると現代の街へ。
橋を渡り近くの主計町(かずえまち)茶屋街にも行きました。
木造の建物を残すのはとても大変だと思います。手入れのことを考え勝手に気が遠くなりつつ、
階段がある暗がり坂という場所へ。
観光は体力勝負だと息切れしながら昇りました…
遠くて近い我が友よ、読んでくれてありがとう。
金沢2拠点生活の記録は続きます。文末のタグで地域別に、そして旅をまとめて見ることもできるので、お暇な時にどうぞ!
また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!