近くて遠い我が友よ、お元気ですか?
11月〜12月の1ヶ月間、金沢のホテルを借りて東京と2拠点生活中。
金沢駅前のホテルに滞在しているので、移動のたびに駅の美しさを楽しんでいます。
晴れの日はもちろん、曇りの日も、
灰色の空を背に写真を撮りたくなる佇まい。
一見普通の駅に見える金沢駅の構内から改札へ向かい、
外に出ると赤くそびえる鳥居のような鼓門と、細かく組まれ大きな籠に入ってしまった気持ちになる天上は、かなりのときめきです。
特に、私は夜が好き。
大勢の人が行き交う中見上げると、空の黒を遮る駅の存在感。
階段が光り、銀河ステーションはこんな感じになるのかなと、行くことはないだろう宇宙旅行への期待が勝手にふくらみます。
地下のベンチで、宇宙旅行は行けないだろうけれどSF物を読めばいいし、それでも充分楽しい…などと考えていました。
結局、私はフィクションが好きなのです。現実から脳のフィルタを通して生まれた物語の中に没頭するのが楽しい。これはもう変わらない嗜好だと思います。
駅の中の庭から眺める建物が、やはり銀河ステーション感。
スターバックスとやかんの組み合わせで、なんとなく笑いが込み上げます。
すっかり心がSFモード、駅前のタクシー達は空を飛び…と妄想が止まりません。
歌詞を書く、音楽を作るという仕事がなかったら、私の頭はおかしな方向へ暴走していたかもしれないと時々思います。
時々…いや、頻繁に。
赤い鼓門の反対側も綺麗です。
ステンレスのモニュメント「悠颺」があります。ゆうよう…馴染みのない言葉。ゆったり舞い上がるということらしいのですが、調べても語源等が出てこないので造語でしょうか?
私も歌詞に造語を入れることがあるので、自分の想いに新しい言葉をあてる楽しさはよく分かります。
なぜこの形なんだろう? と考えるのも脳の娯楽ですね。
駅からホテルに向かう道、毎回見てしまう天井。
駅ビル内、駅前にレストランやカフェ、スーパーマーケットもありとても便利。私は育ってきた環境もあり、やはり街の中が落ち着くのです。金沢滞在、今のところ快適です!
遠くて近い我が友よ、読んでくれてありがとう。
通勤通学の人達の横で、浮かれていたのが後から恥ずかしくなった写真でお別れです。
また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!