遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
前回は夜の岡山城、今回は昼の岡山城について書きますね。
駅前から可愛い路面電車に乗り、岡山城へ向かいます。
紅葉の名残に少しの寂しさと、青い空に晴れた喜びを感じながら気分よく散歩、
川沿いを進みます。
河原から臨む後楽園に、昨日の妖しさはありません。
昨晩の光景が脳内にしかない儚さを感じながら、さらに入り口方向へ。
蝶が舞い踊っていた道も、健全な雰囲気。
狐に化かされたような、とはこういう状況を言うのでは。晴天が嬉しいはずなのに、騙されたままでいたかったと心の中で残念がる気持ちが少し。
石段だけではなく、整備された階段があるのを味気ないと感じるか便利と感じるか。
私は便利だな、これならもっと歳を取っても気楽に遊びに来られるなと思います。これは体力の衰えが維持の努力を上回っていく年齢のせいなのかもしれません。
加齢を受け入れつつ嘆かないというのは本当に難しい。
でも今は城との対面が嬉しいので素直にはしゃぎます。
そして今回浮かれている理由がもうひとつ。PINK HOUSEのジャケットを装備!
甘々なファッションに興味のある方には旧知のブランド、フリルとレースとリボンに満ちた世界観。昔、金子功氏デザインの古着を集めていた時期もありますが、結局コレクションとなり殆ど着ないままだったので全て手放しました。
去年ふと見かけた little sunny bite×PINK HOUSE のジャケットとパンツが、ビッグシルエットのシンプルなデザインだったので思い切って購入。可愛い柄を大人としても長く着られそうだなと大満足の買い物だったのです。ファッションに興味がない私のマネージャーに、「パジャマ?」と言われて腹が立ったことまで思い出してしまいましたが、今はそんな些事に惑わされている場合ではありません。
目の前の素敵を楽しもう、
晴天の幸運を噛みしめよう、
気持ちを切りかえて城内へ。
鎧など当時の装備品を見て、男性でも小柄だったのだなと。
等身大らしき立て看板でも、166cmの私より低い。
これは栄養状態によるものなのでしょうか。大きくなると鎧のサイズも変わって大変だろうな…というより、もう絶対鎧を着て戦争に参加するような国であって欲しくない。
城という建築自体は素敵なのですが、常にここで戦いがあったことを思い知らされる場でもあるので、いつも胸中複雑です。
その後街を巡りホテルへ戻り、預けてあった荷物を受け取って、
新幹線で岡山駅から東京駅へ。
これにて岡山旅行記は終了、記事下のタグから場所別の旅の記録をまとめて見ることができます。
岡山城の動画も、良かったら見てくださいね。Instagramでも見られます。
近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。
なんだか可愛い城テントの写真でお別れです。
また書きますね、それまでお元気で。
ごきげんよう!