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Shooting for “IBARA TIARA”
2023.03.06

我が心の音友よ、お元気ですか?
CD配信で発売開始した「イバラ・ティアラ – 懐古庭園 Vol.07 -」、いかがでしたか?

白いジャケットに炎、デザイナーの水口智彦さんが今回も素敵に仕上げてくださいました。ロケハンや撮影も手伝って頂き、やっとお届けすることができてほっとしました。

上は配信版、こちらはCD版とデザインが少し違うのです。

1年前に撮影した雪のジャケット写真、ロケハンの模様は以前書いたので、今回は本撮影の様子をお届けしますね。

撮影は3日間、1日目は夕方から夜にかけて。

白い雪に映えるように、PINK HOUSEの赤いスカートの中にパニエを仕込み、LA BELLE ETUDEの白いセーター、赤いチェックのストールを重ね、中にはモンベルの白いダウンを着ています。スカートを膨らませるパニエの役目が防寒も兼ね、いやむしろ防寒が目的になっているという。

足元は雪に沈まないよう、スノーシューを装備。

隙あらば雪に飛びこみたい、でもその後は雪を払うのが大変…。

カメラマン久木亮彦さんの手作りたいまつを持ち、

熱くて怖いと怯えながらの撮影。

毎回なぜ私は過酷な環境での撮影を選んでしまうのでしょう。

デザイナー水口さんの技量をもってすれば、都内の撮影で人物を撮り、雪と合成というのも可能でしょう。時間も予算も小規模で済みます。

だけど自分の想像以上の景色が見たいという気持ちが大きいのだと思います。人間にはどうにもできない天気、自然の中で、予想できなかった綺麗さを切り取りたい。

そんな私の想いにつきあってくれる撮影チームは本当にありがたく、少人数で何でも担当してくれることに感謝しかありません。

2日目は衣装を変えて昼間と夜の撮影。

この日は晴れ間がなく、雪が降ったり止んだり。

撮る方も撮られる方も冷え冷えです。

あまり動くと下に着ているダウンジャケットが見えてしまう…水口さん作、木の枝の王冠と共に。

これは、来る時に川の近くで拾っていた素材では。

素敵だなという喜びと、雪の上に座るととても冷たい悲しみと。

スカートの中はカシミヤのパンツの下にウールのタイツ。

それでも吹雪いてきた環境ではとても寒いのです。

なんとか昼間の撮影は終了、

陽が落ちるのを待って撮影再開です。

雪が降り寒い、木々に囲まれ暗い、生き物としてこの環境怖い。

旅も南国を選びたがる自分は、寒さへの耐性がありません。正直楽しいを辛いが上回りそうだけど、美しい写真が撮れると思えば耐えられる!

無事2日目の撮影も終了。

終わってから中華を食べに行ったのですが、マネージャーが撮った写真を確認するのがやっとなくらい疲れ果てていました。ちょうどこの時期はコロナ禍でアルコールの規制もあり、ビールは飲めずペリエで乾杯。ホテルに戻って入浴したらすぐ寝てしまいました。

そして最終日、

3日目はプロフィール写真、ログコテージ Kiitosさんで撮影(ロケハン、撮影共々大変お世話になりました!)。

たいまつがないので気楽です。

またもや雪、でもこれで最後だと思うと早くも達成感が込みあげてきます。

私頑張った!みんな頑張った!と気分高揚。

雪にまみれてはしゃいでしまいました。

着替えてからは撮影終了ジャンプ。

こんな撮影時の映像を使って初めて自分で全曲動画を作りました。撮影はマネージャーで編集が私なので、おぼつかなさも色々あるけれど、ロケハンや本撮影の様子がわかるので、ぜひ見てくださいね。

そして雪の白さが美しいジャケットと、アーティスト写真ができあがりました。

寒かったけど寒くないふりの写真達、

自分だけど自分じゃない写真達。

SNSやYouTubeも画像を更新。

各所の画像の違いも楽しんでもらえたら嬉しいです。

我が心の音友よ、読んでくれてありがとう。
次はミュージックビデオ撮影について書きますね。

それまでお元気で、ごきげんよう!