遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
ベトナム旅行記、ホーチミン観光編です。
ホーチミンシティにはバイクがいっぱい。渋滞関係なく進めるので人気があるのでしょう、Grab(配車アプリ)にも車とバイクがあります。
ホテルを出た途端にGrabバイクに日本語で「コンニチワノリマセンカ」と声をかけられたので無視して歩いていたら、先回りしたらしく横の道から「Hello!」と今度は英語で売り込んできたので、その商魂たくましさに吹き出してしまいました(お断りしましたが)。このメンタルの強さ、羨ましい。
街の中を巡る観光バス、いかにも観光客向けの派手な外装が少し恥ずかしいけれど、ちょうど観光ポイントにバス亭があるので、方向音痴の私は好きです。日本語ガイドもあるとのことでしたが、流れてきたのは中国語。
自撮りしようとしたら、撮ってあげますよと他の乗客の方が撮影してくれました。日本から来ましたと言ったら、英語で僕はウースリャーから、と。ウースリャーがわからないと考えこんでいたら、その男性は自分のタトゥーを見せてくれました。カンガルー…オーストラリアか! 簡単な英会話ですらリハビリが必要となってしまったようです。
サイゴン大教会(Nhà thờ chính tòa Đức Bà Sài Gòn)は工事中。
街を巡りながら進むバス、とても暑くて喉が渇いてきました。
バスを降りて最初に行く場所は、
ベトナム戦争証跡博物館(Bảo tàng Chứng tích chiến tranh)。
覚悟を決めて入ったけれど、やはり展示の悲惨さに気が沈み、戦争なんて絶対にやるものではないと。今現在戦争している国へも憤りが抑えられません。もし日本でも戦争が起こったら自分はどう反戦活動をするのだろうか、命をかけることができるだろうかと考え始めたら胃が痛くなってきました。
少し気持ちを落ち着けようと、併設の小さなカフェでココナッツジュース。やはり生は美味しい。
元気を取り戻したら歩いて行けそうだったので、ピンクのタンディン教会(Nhà Thò Tan Dinh)へ。
近場でバインセオ(Bánh xèo)の店にいったら。ひとつが大きくて必死に戦っても食べきれませんでした。ナンのような大きさで具がぎっしりという、オムレツまたはお好み焼きを想像してみてください。飲み物でソルティーアプリコットジュースというのがあったので頼んでみたら知ってる味…そう、梅干しの味でした。
さらに歩いてタンディン市場(Chợ Tân Định)へ。布、衣類がたくさん、値段はわかりません。
私は値切るのが苦痛なので、どうしても欲しいという強い気持ちがなければ定価が書いていない店での買い物は腰が引けます。値段交渉込みの買い物を楽しめないのです。同行人が値切り始めると落ち着かなくて、いたたまれない気持ちにすらなってしまいます。
市場では値切らないと!などと言われますが、無理。平和に買い物したい。
時折持って帰りにくいものが欲しくなる時もあります。
瓶と籠に熱い視線を送りつつ、きっとこれは今だけの感情と必死に荒ぶる心をなだめました。
調子に乗って歩き回っていると、熱さで具合が悪くなってきます。
時々スーパーマーケットに入って涼み、おやつや軽食を買いました。
渋滞よりも楽だろうとかなりの距離を歩いて移動、
途中で日本の国旗が飾られた駅を発見。どうやら開業予定の地下鉄のよう、開始されたら乗ってみたい。
うろうろしていたら、素敵なブックストリートに出ました。
予期せぬ素敵な場所との出会いは嬉しい。でも足は歩きすぎで痛い!
熱中症手前の具合悪さと足の痛さが常に付きまとう滞在中。
毎晩足をマッサージしてから寝ていました。
滞在場所ごとに書いていると、きっとこの長い手紙が終わりません。そろそろ我が友も目が疲れてきた頃、あと少しで終わらせましょう。
ホーチミン市美術博物館(Bảo tàng Mỹ thuật Thành phố Hồ Chí Minh)は美しいフランス風の元邸宅、古い木のエレベーターが残っています。
人が少なく、落ち着く空間。
展示をゆっくり楽しんだら敷地内のカフェへ。とにかく暑いので、移動のたびに水分補給しないと具合が悪くなります。
カフェと言えば、ベトナムコーヒーは練乳を入れて飲むのでとても甘いのです。これは私が子供の頃に飲んでいた、家で作るコーヒーの味。原体験が練乳入りコーヒーのせいか、いまだに牛乳か豆乳を入れないとコーヒーが飲めない私です。
チュングエンコーヒー(Thế Giới Cà Phê Trung Nguyên Legend)で食べたバインミー(bánh mì)は美味しかったけど、バゲットは注意深く食べないと口の中に刺さるので緊張します。
そんなベトナム観光ショート動画も、よかったら見てくださいね。Instagramでも見られます。
近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。
異国で馴染みの名前を見かけると嬉しくなる写真でお別れです。
ベトナム旅行記はまた書きますね、それまでお元気で。
ごきげんよう!