遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
「湖底」ミュージックビデオはいかがでしたか? 私は一体どこを彷徨っているのでしょう…という映像、ぜひ感想聞かせてくださいね。ということで撮影の模様をお届けします。
撮影の前日から札幌へ。
私は新千歳空港から札幌駅近辺では、いつも同じ行動をしてしまいます。
到着して荷物を受けとったら、快速「エアポート」を券売機か、えきねっとで予約して空港内を散歩。
シマエナガ可愛い…でもこれ以上ぬいぐるみを増やすのは…と葛藤して喉が渇いてアイスクリームを食べ、かま栄で空港限定のじゃがコーンを買い、丸亀でおにぎりを買い、おみやげを選ぶための味見だからと言い訳しながら何かしら気になったおやつを買います。
電車の中で買ったものを食べて、
札幌駅に着いたら、
移動疲れを癒すためと称して、甘味を摂取します。
佐藤水産で海産物を買って送ったらホテルにチェックイン。
空港で買ったおやつを賞味の後、夜の街を夕飯がてら散歩。
各地のクラフトビールを飲むのが趣味なので、夕飯がてら、または前後に寄ることにしています。
デザートはセイコーマートのアイスクリーム。
店舗によって品揃えが違うので、滞在中は何軒か巡ったり。
腹ごなしに歩いて、
ホテルオークラの跡地を寂しく眺めたりしました。
消えるものがあれば、生まれるものもある。私達の人生は常に一方通行なので、今あることを楽しみたいですね。
友よ、前置きが長くなりました。「湖底」MVの撮影について書きますね。
ジャケット撮影と同じく石山緑地での収録。カメラマン久木亮彦さん、デザイナー水口智彦さんにもお手伝い頂き、陽が落ちてからの撮影となりました。
ロケハンの時に大発生していた蚊、もう現れませんでした。
壁の前岩の前でくねくね踊る様子を撮影する、大野瑞稀さん。
それを撮影してくれた久木さんの写真は、「Another mysterious ticket」ブックレットで使いました。
影の写真、とても気に入ってます!
作業完了、撤収。みんなどう映像が使われるのか楽しみにしていたのです。
後日、プライベートスタジオで素材を撮りました。
広さはないので、グリーンバックの前の限られた領域で歌ったり踊ったり。
そして冒頭の映像ができあがり、見た瞬間思ったのは「あれ?札幌どこ行った?」。そう、結局スタジオで撮った素材のみでMVができあがりました。退廃的な世界を彷徨う美しい映像は楽曲ととても合っていますが、あの撮影はなんだったのだとじわじわ笑いが込み上げます。
きっと大野君の中での取捨選択だったのでしょう。彼はサウンドエンジニアとして一緒に仕事をし始めたのですが、映像にも向いているのではとお願いし始めてから、楽曲のための動画は今回で5作目。私で実験しつつ経験を積んで、素敵な映像を世に送り出してくれたら嬉しいと考えています。
「バイバイ、永遠に。」ではMVのメイキングを。
「君の昨日は救えない」では、編曲と全曲動画を。
「風野稀人」では撮影の様子から完成へと繋がるメイキングを。
そして「青空ボレロ」ではミュージックビデオを担当してくれました(この動画で可愛いのは向いてないと分かったそうです…)。以前の動画達と撮影も編集も全部大野君一人で完成させた今回の映像、ぜひ見てくださいね。
来週の「Another mysterious ticket」配信開始時に、「イバラ・ティアラ」MVも公開予定です、どうぞこちらもお楽しみに。
近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。
今回の撮影で一番苦しかった姿勢、でも使われていなかったポーズの写真でお別れです。
また書きますね、それまでお元気で。
ごきげんよう!