遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
年末年始の台湾旅行記です。
高雄から台北への移動日、駅の臺鐵弁当売り場は9:45開店。私達の乗る電車は9:55発。間に合うのか心配になったけれど、誰もお弁当を諦めるとは言わない今回の旅のメンバー、鈴木このみさん、マネージャーさん、そして私。
乗り場が変わっていたこともあり、もの凄いギリギリで階段を駆け下りて電車に乗り込みました。
台北駅から車で十份(Shí fèn)の街へ。
台湾観光の定番、ランタン上げです。
願い事を書いて空へ放つ、定番と言いつつ私もこのみちゃんも初体験。
次々上がるランタンを見上げながら、願い事どうしようと考えていました。
ランタン体験セットを扱っている店はいくつかあり、値段も大差はないようなので、適当に選ぼうかとまずは散策。
辺りを見渡せる橋を渡る時、高さが怖くてこのみちゃんの服の端を握ってぴったりくっついていくという…一人だったら走って駆け抜けたでしょう…マネージャーさんが笑いながら写真を撮ってくれました。
ランタン4面に願い事が書ける。私は思いつかなくて2つだけ書いたけれど、このみちゃんは微笑ましいこと書いてました。
充分歌上手いでしょうと思いましたが、向上心素晴らしい。
その願い事を見て気づいてしまいました。具体的な欲望をたくさん持てるのは、叶えるだけの時間が残されているからだろうなと。
世界和平とか大家的健康(みんなの健康)とか広い願いを書いてる私は、自分自身の欲望と叶えられるだろう範囲を、残り時間を考えて計算している節がある。私は私のいま持つ力でできること(懐古庭園シリーズ完走とか、今作りたい新曲とか)以外を望まない時期にいることに、軽い衝撃を受けました。
私は音楽で生計を立てるという大きな願いを叶え、そして今まさに、自分の曲を作り続けるという願いの中を生きているので、焦がれるような想いでまだ見ぬ未来の何かを望んではいないのです。強く強く音楽だけで生活したいと願い続けた自分が、ここまで来られた安堵とそれ以外のことへの喪失感。
今たくさんの願いと共に走り続けているこのみちゃんが、とても眩しく感じられます。
感傷を上書きする食欲。台湾で食べるドーナツはふわふわ&もちもち系が多く、ポン・デ・リング好きとしては好みの食感。
買い物したりかき氷食べたり、山に囲まれた小さな街にたくさんの人が訪れているので、小さな竹下通りのような賑わい。
その街中で目の前を電車が走って行くのです。
近い!
写真を撮るか動画を撮るか迷う!
1時間に1本の平渓線、いつか乗ってみたい。
電車が通り過ぎた後は、線路に出られるのです。
この後、私達は九份(Jiǔ fèn)へ移動。車内で疲れ果てて居眠りしてしまいました。
なんだか怠い、身体が重い…台北のホテルにチェックインした辺りで、疲れが溜まったかもと感じていました。その後、このみちゃん達がお仕事でお世話になっている方に、素敵な夕飯をご馳走になり、豆花を食べに行き、就寝。翌朝起きたら風邪の症状が。一緒にお茶を買いに行く予定でしたが、そのままホテルで寝続けてしまい…
私は先に帰国するこのみちゃん達を見送って台北で遊ぶ予定が、ホテルから一歩も出ずに帰国日となりました。マネージャーさんが買っておいてくれた味噌汁と薬を飲み、持参の非常食と冷蔵庫の中の飲み物で生き延びたという。今回ちょうど風邪薬を持ってくるの忘れていたので助かりました。
帰国日の朝食がしみる。
体力全て使い切った旅行だけど、このみちゃんといつか一緒に行きたいねと言っていた台湾で年末年始を過ごすことができて、本当に嬉しかったです。
今回の旅行で食べた美味しいもの達。
台北でご馳走になったお料理、お腹がはじけるかと思うほど食べてしまいました。
そんな観光の動画も良かったらどうぞ!Instagramでも見られます。
近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。
前回と同じく楽しそうに娘を撮影する写真でお別れです。
これで今回の旅行記はお終い、次の旅までごきげんよう!