遠くて近い我が友よ、お元気ですか? 年末をどう過ごしていますか?
私は久しぶりに、旅先ではなく東京で年末年始を迎えます。今年はどんな一年だったのか、まずは2025年の作品を振り返ってみますね。
3月22日にアルバム「さようなら海星」配信開始。私が聴きたい童謡、大人も楽しめる曲達を作りました。
6月28日にシングル「Do as you please」配信開始。最低最悪人間とは二度と関わりたくないという歌を作りました。
8月9日にEP「MINERVA ROAD – 懐古庭園 Vol.10 -」配信開始。ゲーム主題歌達を再録してお届けする懐古庭園シリーズが完結しました。
12月18日にNintendo Switchゲーム「悠久幻想曲リバイバル」、オープニング主題歌「Romantic Journey」、
エンディング主題歌「突然だけど偶然じゃない」を含むアルバム「Romantic Journey」配信開始。
「悠久幻想曲リバイバル」と同時発売「悠久幻想曲アンサンブルRe:R」オープニング主題歌「鏡の名前」のゲームサイズも収録されています。
「悠久幻想曲リバイバル」の発売を記念して、昔懐かしいホームページ「髑髏城」を期間限定で復活、BBSや日記など当時の様式を再現しています。来年の1月末までの予定なので、ぜひ遊びにきてくださいね。
悠久幻想曲シリーズの新曲を作ったことで、当時たくさん歌を聴いてくださった方々への感謝を届けられた気がしています。「エターナルメロディ」と「悠久幻想曲」の主題歌で、私は歌う人として仕事をすることのコンプレックス(パワー系ではないこと)が薄くなりました。
職業作家としては2025年も色々とご依頼いただき、感謝の念に堪えません。懐かしい作品、新しい作品共に良いご縁に恵まれました。
特に「涼宮ハルヒ」シリーズの新曲を、また作る日が来たことは驚きでした。打ち合わせ時から関わっている方々の熱量がとても高く作り甲斐がありました。
プロデュースチームQ-MHz(畑亜貴, 田代智一, 黒須克彦, 田淵智也)も10周年、トークイベントで久々にリスナーの皆様と交流できて嬉しかった。10年経っても我々平和で仲良く楽曲を作り続けています。自分を偽らずに語りあえる人がいるということに、いつも救われてます本当に。
サンキュータツオさんとの探究ラジオ「感情言語化研究所」も、この形になってからは3年目。前のラジオからは11年以上経ちました。Podcast、YouTube、noteで公開中。
タッちゃんの傾聴力の高さで成り立っているこのラジオ。いつもまとまりのない私の話を本筋へ引き戻してくれるので、安心して脱線できます。私が大好きなタッちゃんの連載(月刊誌「ひととき」)、「サンキュー!マイ☆スター」は、きっとその力で素敵な話を引き出しているのだろうなと。できる限り続けたいのですが、先のことはにわからないので、今楽しんでいただけたらと思っています。
私の2025年は、意識が大きく変わった年でした。
誕生日にも書きましたが、義理人情や過去のご縁で仕事を引き受けるのは危険。真摯に向かいあえる環境であるかどうかで判断しなければ、心身病むどころか死んでしまう(比喩ではなく)。
犠牲を強いてくる案件は断ろう(残り時間を考えて割り切ろう)、途中で違和感を感じたら降りよう。そう決意しました(そもそも犠牲を強いてくる人間は情をかけるに値しない)。
時が流れコンプライアンスに厳しくなったように思われる現代でも、まだ下請法(来年1月から取適法になりますね)違反が当たり前のように行われているということに、心の底から唖然とした本年。被害者を増やしたくないので、世の為にも黙って耐えるのは正解ではない。何らかの対策を考えたいと思います
絶望的な気持ちの私を救ってくれたのは、自分の音楽を作るということ。
ここにだけは楽園がある。
私という卑小な人間でも、純度の高い音への追求ができる。
自分に怠惰ででたらめな部分が少なからずあることを知っているし、油断するとすぐ易きに流れたがります。それでも音を追究する時の自分は、より良き存在でありたい。なれないかもしれないけど、そうあろうと努力できます。私はこの自分でいたいのです。
曲は自分が望むかぎり作れるでしょう。でも自分の曲を歌うことには、肉体的な限界が遠からず訪れます。限られた時間を何に使うか。絶望的な場所にいることに使いたくはありません。
アレンジャー、サウンドエンジニアとして音作り全般に関わっていただいてる、西岡正通さんとの丁寧に音の必然性を追求する作業に、心無い案件で消耗した私がどんなにか救われたことか。
これまでの懐古庭園シリーズ10作の流れで、共通認識が増えたこともあるでしょう。元々私の中で、西岡君とのレコーディングは、音に集中できる環境を作ってくれるのでとても歌いやすかったのですが、さらに精度が上がった気がしています。
私にとって音を作る喜びは、代え難い喜び。苦難の一年だったけれど、世間の雑音に取り巻かれても損なわれない喜びを持っているということで、結局は幸せだったと思えます。
自分の軸を持って静かに楽しく生きる。
外部からの好ましくない要因は受け流す。
心を強く持とうと、あらためて決めた次第です。
誕生日と今回と、続けて虚しさを訴える文章を書いてしまったので、来年は嘆きを伝えなくて済む年を目指し、楽しいことばかり書けたらと思います。
楽しみといえば旅。「Romantic Journey」の制作があったので、体調を崩さないようにするのが第一となり、昨年と同じく近場の旅が多かったです。国外は年始のソウル×2、釜山×2、台北×2、厦門、香港、国内は島根、奈良×2、宮城×3、広島、小樽、石垣島×2、波照間島×2、札幌、大阪×2、神戸。
本当に少しずつだけれど台湾華語が読めるようになってきました。外食のメニューや博物館の解説の解像度が上がってくると旅がさらに楽しくなるので、勉強を続けたい。韓国では、写真での翻訳がうまく働かない時もあったので、メニューと駅名が読めるようになりたいと思い、少しずつ憶えている最中です。
我が友の今年はいかがでしたか?
憂いなき日々で有りますように!

近くて遠い我が友よ、初めて出会ったこれからの友よ、(時々憤怒が混ざる)長い手紙を読んでくれてありがとう。
これからも音楽を追究し続けるので、その時々の音の中で出会いましょう!よいお年を!









