2018.08.13

ツキオクは記憶なのか記録なのか

201808

1年間かけて、少しずつ録音してきたアルバム「ツキオク (darkness techno ver. )」、本日から配信開始です。
新曲ではありません。
「純血鬼欄 / 死蝋月比古」セルフカバー、「君の昨日は救えない」新アレンジ版です。
なぜ、今、過去の曲をあらためて歌い直したかという話をしようと思います。
去年創った「毀レ世カイ終ワレ」で創りたかった世界のひとつが完結したように感じ、それ以来心の一部が脱力していました。
これからの私が表現したいことはなんだろう?
曲を創り続けながら、手掛かりを探る日々でした。

と、去年の「8.1.3はそもそも謎であるのかと考え直す人生」で書きました。

そう、ずっと創り続けていた「世界なんて終わりなさい」で表現した世界観が、「毀レ世カイ終ワレ」でひとつのゴールに辿り着いたのではという気持ちがさらに強さを増してきたのです。

確信を得るため、何かやり残したことがあるように感じていたアルバム「純血鬼欄」を今の自分で歌ってみることにして、歌い始めてすぐに気づいてしまいました、もうこの自分はいないのだと。なので、どうしても今の気持ちで歌えなかった曲「虚像」「とりこ」「だから愚かな」は、歌詞を一部変え、また「逆もまた真なり」は、いつでもいつまでも自分の気持ちで在り続けるのだと実感。

これで新しいアルバムを作ろうと書いては消してきた曲達への違和感がはっきりしました。私は今の自分にではなく、今までの自分へ向けて書いていたのです。わかってしまったからには、純粋に今の気持ちで曲と向かい合わなければ。そう思って鍵盤に向かい、あらためて自分の心の奥底に眠る部分を探っています。

これは需要の有無の問題ではなく、私の生き方なのでしょう。
とにかく拙くとも自分の内面と率直に向き合ったものを出さずにはいられない私の人生。

そして「ツキオク」、今回の darkness techno ver. と同じ構成で guitar ver. も制作中です。混迷的路線を走っているので、まだゴールは見えませんが今の自分が聴きたい音にするつもりです。

どちらも万人にお勧めできる音楽ではありません。
でもシンガーソングライターとしての自分は、ひっそりとこれからも創り続けます。

聴きたいと思うひとに聴いてもらえたら嬉しく、共感してもらえたらさらに嬉しく、わからないけど聴くのが楽しいと思ってもらえるのも嬉しく。

宛先のない手紙なのかもしれません。
よかったら聴いてみて、気に入らなかったら忘れてください。好きだと思ったら心の片隅においてやってください。


TSUKIOKU, ツキオク

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