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Okinawa Monthly letter
2018.06.30

“HELLO!” dear my friends

201806

遠くて近い我が友よ、お元気ですか?(撮影スタジオの可愛いバスルームにはしゃぎながら)

今月は自作品用撮影で沖縄に行ってきました。その模様は [June 2018] A letter from – Yanbaru – で書きましたね。
そこで私はヤンバルクイナに心を鷲掴みされてしまったのです。

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話は2014年に遡ります。
私がヤンバルクイナという固有名詞を意識したのは、那覇の「ヤンバルクイナ」という居酒屋でした。記憶が曖昧ですが、店内で(もしかしてトイレ近辺だったかもしれません)、ヤンバルクイナの危機的状況についてのチラシが貼ってあったような気がします。

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今回「道の駅 ゆいゆい国頭」でヤンバルクイナグッズを見て、可愛さにたくさん購入、そのことを思い出しました。グッズを眺めているうちに、ああ、ヤンバルクイナ好きかも…と想いは盛り上がり始め、そしてなんと同行のカメラマン久木さんが、早朝、道の駅近所の草むらでヤンバルクイナらしき鳥を見かけたというではありませんか。この時、羨ましい私も見たい!という気持ちがむらむら湧き起こりました。

どこで見られるんだろう? 撮影が終わったら是非会いたいと調べたところ、「やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館」で情報が得られ、「ヤンバルクイナ生態展示学習施設 クイナの森」で飼育されているヤンバルクイナに会えるようです。

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早速、ウフギー自然館へ。ヤンバルクイナの生態を映像で学習しました。曖昧な点が多く子供向けだからかと思ったら、締めくくりは「まだわからないことがいっぱい!」だったので、解明されていないのだなと。この言葉と似た印象のものをどこかで聞いたような…あ、伊藤紀之先生の名言「湯たんぽの謎は、深まるばかりである。」! 研究というのは、わかった!で終わらないものなのですね(伊藤先生、お元気でしょうか)。

スタッフの方に聞いたところによると今の時期、ヤンバルクイナの繁殖期、しかも雨ということで餌のミミズを捕りに出てくるため、目撃できる可能性は高いそうです。大きな期待と共にヤンバルクイナ生態展示学習施設へ向かいます。

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施設へ向かう途中カメラマン久木さんが「あ!」っと叫んだ時、私に見えたのはヤンバルクイナの残像だけでした。 あまりにも逃げ足が速すぎて、久木さん以外はしっかり本体を見られなかったようです。さすがカメラマンの目、そして猟師のセンサーとはすごいものです。

その後、車をゆっくり走らせ、全員で注意しながら走ったところ、ヤンバルクイナがまた現れ、今度は私にも見えました! 可愛い赤いくちばしと足が!! やっぱり逃げ足がとても速くて写真は撮れなかったけど、それでも生ヤンバルクイナに会えてウキウキです。

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喜びを全身で表現してみました。

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施設「クイナの森」で育てられているヤンバルクイナのキョンキョンと会えました。キョンキョンは逃げません。ゆっくり歩き回ったり、水浴びしたり、余裕の表情でくつろいでいました。

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私の心に、ヤンバルクイナが住み着いたようです。戻ってからは、買ってきたお菓子を愛おしみ(まあ食べちゃうのですが)、写真が載っている本をいそいそと買い、出会いを反芻し、まるで恋の始まりみたい。

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あまりに私がヤンバルクイナが可愛いと騒ぐので、ホテルの方がヤンバルクイナバッジをくださいました。人数分頂きましたが、みんなにあげるのを忘れ結果的に独り占めになってしまいましたが、わざとではありません。本当です。

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東京に戻ってすぐの撮影にはヤンバルクイナのTシャツで行き、メイクさんに「今日のテーマはヤンバルクイナでお願いします!」と無茶を言ったり。

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目尻に赤を取り入れて、ヤンバルクイナテイストを取り入れてくれたメイクの雷志郎さん素敵です。

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Q-MHzのみんなにヤンバルクイナへの熱い想いを語りましたが、反応薄かったです。ですよね。私だって予想外の事態です。今後もこの想いがどう続くのか要観察です。

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すっかりヤンバルクイナ色の手紙になってしまいました。
他の話題がない訳ではないのです。「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」で泣きそうになったり、

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「リスアニ!PARK」で暴れたり、

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南條愛乃さんと対談したり(楽しかった!)、

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外出が多くて猫社員の機嫌が悪くなったりしましたが、短かった今年の梅雨時を(あっという間に明けてましたね)楽しく乗り越えられたと思います。

 

“DELICIOUS” of this month

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友よ、梅酒は好きですか?
私は味が好きなのはもちろんですが、「梅の季節に梅酒を漬けることが出来るくらいの余裕」というのが好きなのかもしれません。

今年は勢いで5瓶仕込んでしまい飲みきれるか心配です。しかもこの写真の2瓶は砂糖の量を間違えて多く入れてしまったので激甘梅酒が誕生します。飲むよりコンポート作りに使った方が良いかもしれません。

 

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遠くて近い我が友よ、読んでくれてありがとう。
ヤンバルクイナについて長々と書きましたが、好きなものが人生に増えるのは嬉しいことです。ときめいています。

では、居酒屋でじゃこ天頼んだらところてんが出てきた驚愕(単に滑舌の悪さだけど、ところてんが居酒屋にあることにもびっくり)の写真でお別れです。
また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!