遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
花見旅、前回の函館編からの続きで弘前城編です。
お爺さんしーしー事件からなんとか立ち直り、無事弘前駅へ。
弘前ねぷた祭りの告知を見て、今まで「ねぶた」だと思っていたけれど「ねぷた」だったのか!? と驚きましたが、どうやら地域によって呼び方が違うようです。
有名な観光地だから、駅前からすぐバスで弘前城まで行けるだろうと思っていけど、よく分からず結局タクシーに乗りました。まだ自分にとって地方のバスはハードルが高く、うまく乗りこなせていません。
元々乗り物に酔いやすく、特にバスは危険。それでも旅先では街中と違いすぐ車が呼べる環境ではないところが多く、バスを使うと選択肢が増えます。なるべく日頃から乗って慣れておこうと、できる範囲で使うようにしています(コロナ禍の状況的にはタクシーを選ぶことも多々有り)。
ただ、乗る時に緊張してしまうのです。
東京のバスは前から乗り後ろから降り、ほぼ均一料金です。地方のバスは後ろから乗ることが多く、現金だと整理券で乗車料金が変わります。まずここで混乱。Suicaが使える時は安心ですが、整理券の場合は券を無くさないようにするプレッシャーもあり、ずっと落ち着かない気持ち。降りる場所を間違えないようにGoogleマップと車内の表示を交互に何度も確認。乗り降りだけでかなり削られます。
駅からタクシーで、15分もしないうちに弘前城に着きました。桜を求める旅、車を降りた瞬間に気づきます…「見頃、終わってた!」
そうでしょうとも。函館で満開ということは、それより南の弘前では満開の時期は過ぎている。
行く順番が逆では? と我が友は突っ込みたい気持ちでしょう。
これには理由が。
桜の名所で朝昼夜の桜を眺めてみたいと思ったら泊まるのが一番。もちろん同じことを考える人達でホテルは満室。寝るだけに帰る部屋じゃなくて少し広めの部屋がいいと探したら、今日この日程、しかも45日前から返金無しのプランしかなかったのです。日が選べないなら仕方ないと満開に賭けてみました。
まあ賭けに負けた訳です。
函館で見事な桜を見られただけでも幸運だった、今回の旅はそういうことで。
満開の桜は見られなかったけれど、遅咲きの桜は綺麗。
最近、お城好きだし天守見学。
木と鉄骨の組み合わせ、ときめきます。
色々な工夫で今も維持されていると思うと、胸が熱いですよね。
桜の散り際だからといって、がっかりすることはないのです。
お城から素敵な山が見えます。この山は来る時も電車から見て立派だなあと思った山でしょうか。調べてみたら、岩木山(いわきさん)という山で津軽富士と言われている日本百名山のひとつとのこと。立派な佇まいだなあと眺めているうちに、胸の奥になにやら湧いてくる想い。
おやおや? 山への愛? 城愛の次は山愛が目覚めかけてる?? 人生を楽しむちから、JOY力を鍛えようという日々の心がけの成果?
どちらにしても、ときめきは多い方がよいので受け入れる方向で!
いつか青空の元で、満開の桜を見たいので再訪します。
弘前城がある弘前公園、満開を逃しても各所に美しい花が。
出店もいくつかあり、買い物が楽しめます。
陽が落ちかけている夕方の静かな公園も悪くないと思いました。
ラジオを一緒にやっているサンキュータツオさんが、巨木が好きというので、私も気になって見るように。
巨木はうまく写真撮れないので、見た時の感動を伝えるのが難しいですね。大きさを伝えるためには横に立った方が良いのではと、後から思いました…。
花びらが浮かぶお堀も見たかったけれど、
桜並木を通り抜けたかったけれど、
来年以降、また挑戦します!
近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。
天守と私を格好良く撮ろうとしたのに面白ポーズになってしまった写真でお別れです。
次は弘前観光編を書きますね、それまでお元気で。
ごきげんよう!