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Hirosaki, Aomori
2022.04.30

遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
花見旅、前々回の函館編、前回の弘前城編弘前れんが倉庫美術館に続き弘前観光編です。

街巡りについて書いてみますね。

滞在1日目は晴れていましたが、次の日は雨。こういう時は、雨に強いGORE-TEXの靴とコートで本当に良かったと思います。

弘前公園前のスターバックスは、登録有形文化財の洋館で良い佇まい。店舗内も素敵なインテリア、お店の方もとても親切で和みました。

スタバから歩いてすぐ、旧弘前市立図書館が目を引く可愛さ。

館内の見学もできます。

雨の日で人出も少なく、

ゆっくり見学。

この建築の素敵さは、窓の大きさかなと思いました。光の差し込みが綺麗。

裏手には、弘前の建物のミニチュアがあるのです。今見た図書館がこのサイズ!

上手に写真が撮れなかったけど、雨の中でも楽しめました。

翌日晴れた時にもう一度見たくて行ってみました。

やはり青空、いいですね!

図書館も明るく映っています。

昨日は少しホラー風味だったのに、今日は輝いています。建物と一緒に写真を撮るなら今日の方が良かったのに、ミニチュア撮影に夢中になり、自分撮影のことは忘れていました…。

ここからは時系列を気にせず、街で見かけた素敵な建物について書いてみますね。

散歩中にふと目に付いた赤レンガの建物、調べたら1920年に建てられた弘前昇天教会。アメリカ人建築家、ジェームズ・マクドナルド・ガーディナーが設計とのこと。

煉瓦はイギリス積み…そうか、積み方が色々あるのか。

旧弘前無尽社屋(三上ビル)には珈琲時代屋というカフェがあり、入ってみたかったのですが行列ができていたので、また今度。

旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)、シンメトリーな建物を綺麗に撮るのは難しいですね。取り壊しの予定だったのを解体せずに現在地に曳家したそうです。この建物が失われていたかもしれないと思うとあまりに勿体ない。保存されて本当に良かった。

そして弘前のデパート、中山(なかさん)

前回のBlogで、旅先で訪れたい場所(城、美術館、博物館、動物園、水族館、公園、デパート、スーパーマーケットなど)を書いて気づいたのです、私は旅先でデパートに寄るのがとても好きだということに。

スーパーマーケットには、その土地の生活がつまっています。自分の生活圏内では見かけない思わぬ食べ物が普通に陳列されている面白さ。

デパートには、地域の素敵が並んでいると無意識に思っているのでしょう。特に地下の食料品売り場。

ここの地下には、中みそラーメンという弘前のローカルフードがありました。

甘くて素朴な味のラーメン、カップ麺もあったのでお土産に購入。

地下のスーパーマーケットには、初めて見る「あさか餅」という和菓子が。原材料を見ると、餅米、小豆、砂糖、あさか種…あさか種?

知らない言葉、調べてみたら道明寺粉(餅米ですね)を煎ったものらしいのです。この和菓子、地元の人は当然のように食べているけれど他の土地では知られていない銘菓では、と気持ちが高まります。

同じ店で見かけた「くじら餅風蒸しパン」、これも初めて見た謎の食べ物。風ってことは、真のくじら餅があるということ? 昔は鯨が原料だった? と不思議に思っていたところ、空港で出会った「くじら餅」。

ういろうのようなもっちり感、原材料は米、砂糖、小豆、水飴、澱粉、クルミ、食塩という素朴さ。両方とも好みの美味しさでした。

けの汁や貝焼きという名物、地元の日本酒も味わい、充実した食生活。おや、建物の話がいつのまにか食べ物に変わってしまいました。

満開の桜には間に合わなかったけれど、充実の弘前滞在でした。

近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。


これで花見旅はお終い、アップルパイの食べ歩きにも挑戦したかったけれど1つで満たされてしまい、敗北感を感じるカタログ写真でお別れです。

また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!