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Miyako Island, Okinawa
2022.05.27

遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
再びのロケハンで、宮古島へ行ってきました。

前回は主に海を廻ったので、今回はテーマに合いそうな道や建物を探す旅です。

宮古島に行けない呪いが解けたらしい…と前回のロケハンで喜んでいたのに、旅はトラブルから始まりました。私が予定の飛行機に乗り遅れてしまったのです。細かい行き違いが重なり、移動に少しずつ遅れが生じ…というのが原因。

空港に向かう電車の中で乗り遅れる可能性も高いことに気づき、乗り遅れた場合のシミュレーションをしていたので、カウンターで乗れないと分かった時、今の予約をキャンセルしてすぐに他の便を取り直しました。

今のチケットで次のフライトに振りかえてもらうこともできるのですが、その場合宮古島直行便しか取れないので、本数が少なく先に行ったみんなよりかなり遅れてしまいます。新しくチケットを取れば、那覇乗り継ぎという選択肢もあり、2時間遅れくらいで追いつきます。レンタカーを借り食事してから空港に迎えに来て貰えば、後の予定に響かず合流できるのです。

すぐ別案で現地に向かった危機管理能力に我ながら惚れ惚れと思いましたが、そもそも危機管理ができていたら予定のフライトに遅れないでしょう…。

毎回なにかしらは起こるのです。
トラブル無き旅は珍しい。

無事に乗り越えたところから始まる宮古島、旅の記録です。

メンバーはカメラマン久木亮彦さん、デザイナー水口智彦さん、うちのマネージャーといういつもの4人。

宮古島は梅雨。
どうやらずっと雨のようです。
晴れた青い空に輝く青い海が見られない宮古島。

滞在中ずっと雨というのは本島でも経験しているので、そんなにがっかりはしませんでした。もし太陽が出たら嬉しいけれど、出なくても今回のロケハンはできる!

私は到着直後に行ったファーマーズマーケットのあたらす市場で大いに盛り上がります。何を食べようか迷いに迷って、じゅーしーと酢ゴボウに。晩年食的チョイス、美味しいです! 勢い良くおみやげを買いまくりました。

伊良部島へ向かい色々見て回るのですが、あっという間に全員の靴が泥にまみれるという事態に。盛り上がった気持ちが一気に逆方向へ。

気を取り直すためにアイスクリームでも食べようと、

シモジスーパーで黒糖アイスを買いました。

ここで初めての飲み物と遭遇、その名はピンク玄米。見た目がそのまま名前になっているのでしょう。飲んでみたいけれど、アイスクリームへの欲が優り見送ってしまいました。一体どんな味なんだろうと謎が残ります。

海辺を少し見て、前回休みだったいらぶ大橋海の駅へ。

ここでまたピンク玄米に出会いました。私はさっきのアイスクリームでまだお腹いっぱい、いつでも何でも食べられるよと豪語する久木さんが挑戦、味は沖縄の飲み物ミキと同じとのこと。次回は私も挑戦しよう!

2日目はうえのドイツ文化村

ドイツの古城、マルクスブルグ城を再現した博愛記念館へ。

なぜ宮古島にドイツ?と思いましたが、1873年に遭難したドイツの商船を助けたことが由来。時が経ち1929年に記念碑を発見した方が、美談を教科書に掲載する企画募集に応募したことから広く知られるようになり、1996年にうえのドイツ文化村がオープンしたそうです。

館内は、当時の救助のいきさつやドイツ文化の紹介。

湿気の多い島で博物館的施設を維持するのは大変だと思うけど、無くなって欲しくないなと思いました。

ドイツの博物館を思い出す、良い雰囲気でした。

館外で撮影したい場所があったので、企画をまとめて撮影の申請してみようと思います。

2回のロケハンで、やっと撮影についてまとまってきました。

さてひと休み。南国らしいものを食べようと、ユートピアファーム宮古島へ

それぞれのマンゴー。

中には綺麗に花咲く飲食スペースがあり、

浮かれて写真を撮りまくります。

なぜか撮る時、妙なポーズに。

美味しい楽しい、無防備にはしゃいでしまいました。

ふと見たら、水口さんに介護されているようなマネージャーに爺みを感じ…。

あっという間に最終日。
3日目も雨。
予報通り、全日雨でした。

昨日まで巡った場所で、おおよそ撮影場所の目処が立ったので、今日はゆっくりホテルをチェックアウト。

気になっていた、地下ダム資料館へ。
この施設で、地下水をせき止めて作った地下ダムで水が農業にも利用できるようになったことなど、川がない宮古島の水情報が分かりました。

島での生活の過酷な面を知ると、呑気に南国を楽しんでるのが申し訳ない気持ちになります。旅人としては、島の環境を壊さないよう、迷惑をかけないようにそっと楽しみたいと思います。

今回も色々美味しかった!

そしておみやげもたくさん買いました。本撮影も頑張ります!

近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。

マネージャーが即買いしていたTシャツの写真でお別れです。

また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!