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Kurobe Gorge Railway
2022.11.11

遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
前回富山地鉄で宇奈月温泉に行った話から、今回は黒部峡谷トロッコ電車について書きますね。

直前に立てた予定、2日間とも晴天が良いなと思っていたのですが、生憎一日目は雨。

宇奈月駅から出発のトロッコ電車、予約時に窓ありと窓なしが選べるのです。窓ありにしておいて良かったと思うような気温の低さ。

晴れていたら空の青さが映り爽快感があるだろう水面が、禍々しく感じられるのは受け手の問題でしょうか。

と言いつつ、ゆっくり登って行く電車に気分は高まります。

換気のために少し開いてはいるものの、窓と屋根があるって素晴らしいなと。

寒さへの対策、冬のコートを着て帽子マフラーと万全を期したつもりが、足が寒いことに気づきました。そうか靴も冬用にすればよかったと後悔しきり。

私はとても寒さに弱く、途中からは足元の冷えに震え、電車の揺れに酔い(ゆっくりだから酔い止め飲まなくても大丈夫かと思ったら…)、時々動画を撮るだけで手一杯になってしまいました。

気持ち悪いまま、終点へ到着(13号車…素敵…と弱々しい意識で撮影)。こんな脆弱な心身で旅行が趣味とは。

行きは宇奈月(12:50発) – 欅平(14:12着)、帰りは欅平(16:01発) – 宇奈月(17:16着)。2時間弱の余裕があるけど、とても近辺を観光する元気がありません。

乗り物酔いが治まらぬまま駅で放心状態に。

構内の階段を上がったところにレストランがあったので、回復のために何か食べようかなと。

くろべーつまみ揚げそば(黒い!)を食べて少し休んだら、動けるようになってきました。

終点の欅平駅近辺、

晴れ間が見えてきました!

少し付近を散策、駅に戻ってここでしか変えないらしいおみやげを買い(「黒部峡谷トロッコ電車オータムパック」で富山おみやげクーポンが2000円もついていた)、

防寒用に靴下を入手。

帰りの電車の中では寝落ちてしまい、

あまり写真や動画が撮れませんでした。

この乗り物酔いっぷりは明日の乗車が不安です。

という雨の黒部峡谷トロッコ電車乗車、ショート動画にまとめました。Instagramでも見られます。

さて、翌日の晴天の嬉しさときたら。

乗り場も大混雑。

欅平駅まで予約してあったチケット、昨日の酔いを考えると途中駅で降りて散歩しようかと弱気になってしまいます。窓口で訊いてみたところ、チケットの区間変更はできないのでキャンセルして取り直し。当日予約もできずチケットを買ったら空席がある電車を待たなければならないとのことでした。この乗車率で帰りの予約無し…大丈夫かなと不安が隠せません。早い時間に戻るならたぶん席があるという窓口の方の予想を信じて、乗りこみます。

今日は窓なしの車両。トロッコ電車靴下も履いているし、天気良いし寒くないはず。

座ってしばらくすると、販売用の写真撮影カメラマンが順番に撮り始めました。私が座っている前は、女性一人、隣は男性一人、共に一人旅のようでしたが、カメラマンはひとつのグループと見なしたようで、3人で撮ろうとします。ほぼ同時に「いえ…写真は結構です…」と断る私達。一瞬だけ気が合いました。

友よ、昨日の写真と比べてみてください。

やはり晴れると気分が違います。

黒薙駅で降り、写真を撮ることにしました。

鉄橋を渡るトロッコ電車が取れるなんて楽しい。

この鉄橋を上から撮影できる場所があるのです。絵葉書にもなっているようで、素晴らしい景観。そこで写真を撮りたいと誰もが思う訳で先客が。

きっと鉄道がそしてカメラが大好きなのだろうなという風情に気後れしてしまったiPhone派の私。

たたらじ限定配信版「猫舌ティータイム」では、その辺の話をしているので良かったら聴いてみてくださいね。

いいのです、どこも美しいのです。そしてできれば次回はiPhoneでも気後れしない自分でいたい。

乗車時間も短かったので乗り物酔いもなく、

体力に余裕がある状態で宇奈月駅へ戻りました。

トロッコ電車乗車が実現できてよかった。

晴天版のショート動画もよかったら見てくださいね。Instagramでも見られます。

近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。

欅平駅の先にあった橋が怖くて渡れずに顔引きつらせたまま撮った写真でお別れです。

また書きますね、それまでお元気で。
ごきげんよう!