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風野稀人 (Utakata ver.) 楽曲解説
2023.12.29

我が心の音友よ、アルバム「Another mysterious ticket」、そして前回の「イバラ・ティアラ (More darkness ver.) 」楽曲解説はいかがでしたか?

音を言葉で説明するのは野暮だと思う気持ちもあるのですが、こぼれ話として楽しんで頂けたら幸いです。

“Rare person of wind field (Utakata ver.)” music commentary

5曲目の「風野稀人 (Utakata ver.) 」は2005年6月6日に発売のゲーム、PlayStation2「少女義経伝・弐 〜刻を超える契り〜」に収録された楽曲「風野稀人」歌入り新録バージョンの一部で、フルサイズにする時に追加した部分。

Intro1-Intro2-1A-1B-1C-D-D’-E-E’-2A-2B-2C-2C’-Outro

という構成で Utakata ver. は D-D’-E-E’ を切り取って編曲とMixを少し変えたバージョンです。

「Hello SEKAI」で60秒の曲達を作った時、短い時間の中で音によるストーリーを作るということがとても楽しく感じられ、そして逆に長い曲の中の一部も、1曲として成立するのではと思いました。アルバム「Another mysterious ticket」は、その実験という意味もあります。

私は荘子の「胡蝶の夢」という説話が好きで、その雰囲気を歌詞の中に何度か入れ込んでいます(今後もきっと)。曲全体で世の儚さと無常を描いた中で「泡沫の夢」という部分を抜き出して聞くのも楽しい…という私の好みで作ったバージョンです。

曲の入り際のシンセのアルペジエイター、Vangelisの香りがして大好き。シンセサイザーサウンドと言えば、私にとってはVangelisなのです。ついに彼方ヘ旅立ってしまいましたが、彼の音は私の中でずっと輝いています。私の好みをそっと入れてくれる編曲の西岡正通さんの提案に、毎回嬉しい驚きがあります。

我が心の音友よ、「風野稀人」MV楽しんでますか? この映像を見るとひたすら寒かった撮影を思い出します。次は6曲目の「眠りの大使 (AYAKASHI ver.)」 について書きますね。
では、また!