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Shooting the MV “鬼の時守”
2022.05.06

遠くて近い我が友よ、お元気ですか?
2022年5月5日に「鬼の時守」ミュージックビデオ公開されました。

楽曲は発売中の「君の目の王国 – 懐古庭園 Vol.06 -」に収録、現在CD発売、配信、各サブスクリプションサービスでもお聴き頂けます。
TuneCore Link: https://linkco.re/rGzeQ35A

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「鬼の時守」ミュージックビデオ撮影の模様をお伝えします!

今回は山梨県で撮影。
その時の旅の模様はこちら→ Yamanashi [Mar. 2022]

山、池、細道、神社跡など、色々な場所での撮影。

私は担がれ、立ってじっと見つめる…という動きが少ない役ですが、役者の皆様は担いだり踊ったり走ったり、屋外で大変な動きの連続。

何度も同じシーンを撮り、それを3日間続けるという過酷さ。

曲のレコーディングも大変ですが、映像撮影はより体力が必要とされると毎回思います。

過酷なレコーディングに慣れているうちのマネージャーでも、映像撮影の後は疲労を隠せなくなるくらい体力削られています。

私にできることは…まあ情けない話ですが演技以前の問題で、撮影の足を引っ張らないこと!

私は役者ではないし、役を演じたいという欲望もあまりありません。でも曲の世界を表現したい想いは大いにあります。

その一環として、映像の中で何かしらの役を演じることにも、意味があるのかもしれないと考えるようになりました。

最初にMVを撮ったのは2010年、「万能に滾る如何様」でした。

あまり出演に積極的ではなかった自分が、撮影をきっかけに映像でも自分の音楽世界のテーマを伝えたいと思い始め、稚拙でも映像案を伝えたい、下手でも出よう、失笑されてもめげずに頑張ろうという気持ちになってきたのです。

正直今でも、自分という存在が映像の中に必要か? という迷いはあります。

それでも、ひとつの世界観を作り上げる制作の中に身を置きたい、私の中にも表現したい映像が音と共にあり、プロフェッショナルな皆様の力を借りて作品にまとめ上げたいと強く思います。

私が作りたい、そして見たい映像のイメージは、各方面の才能が必要で大体一人ではできないことが多いのです。

「鬼の時守」のミュージックビデオは、以前にも「恋すれど」「眠りの大使 AYAKASHI ver.」で映像を作ってくださった池田暁監督にお願いしました。役者さん達、各方面のスタッフさん達をまとめてくださり、今回も素敵な映像ができあがりました。

池田暁監督の映像は、此所と何処かが混ざり合ったような境界の中で、静かな笑いが込み上げてくる不思議さがあります。この気持ちはなんだろう? と再び映像を見たくなるのです。

池田監督を中心としたチームワークも素晴らしかったです。

役者の皆様も演技をしながら進行に必要な作業を担い、役割分担で撮影を進めていく手際良さに惚れ惚れとしてしまいます。

皆様の動きを見ながら、演技って何だろう? とずっと考えていました。それは、歌うって何だろう? と考えることに似ています。

自分の中にある感情を表現したい、音楽の一部になりたい。それと同じ気持ちで向き合えば良いのだろうか?

まだ曖昧なままですが、次回映像を撮る時に何かを進化させたいとは思います。

待機所や自宅の一部を貸してくださったり、手配をしてくださったり、地元にお住まいの平賀正勝さんには大変お世話になりました。

キャストの阿部百衣子さん、安藤奈津美さん、大石理枝さん、小山弘訓さん、田実陽子さん、手塚早愛さん、友松栄さん、野呂拓哉さん、松尾淳一郎さん、西山啓介さん(大きい鬼の中に!)。

ラインプロデューサー森川和歌子さん(MVのタイトル文字も!)、カメラマン大京寺亮 さん、アシスタントディレクター鹿野洋平さん、コレオグラファー栗原アタさん、ヘアメイク伊藤吉範さん、この写真を撮っているカメラマン久木亮彦さん、ありがとうございました!

近くて遠い我が友よ、読んでくれてありがとう。
MV撮影の様子はいかがでしたか? 楽曲共々楽しんでもらえたら嬉しいです。

「鬼の時守」メイキングムービーが入っている全曲動画も見てくださいね。

また書きます、それまでお元気で。
ごきげんよう!