Blog
鏡の名前 楽曲解説
2026.06.20

我が心の音友よ、「鏡の名前 (Opening ver.)」いかがでしたか?
2026年12月18日配信開始、アルバム「Romantic Journey」より「鏡の名前 (Opening ver.)」「楽曲解説をお届けします。

「悠久幻想曲 ensemble」が発売されたのは1998年12月10日。当時楽曲を作った経緯ははうろ覚えですが、落ちついた雰囲気の曲にしたい、孤独を描きたいと考えたのは記憶に残っています。

今回のリバイバル版であるNintendo Switch「悠久幻想曲アンサンブルRe:R」に、「鏡の名前」が収録されることになった時、2021年に「鏡の名前 – 懐古庭園 Vol.05 -」で新録して既に配信していた「鏡の名前」フルサイズ版からゲーム用オープニングサイズを新たに作り直しました。

新録の時のコンセプトは「自分の声以外のコーラスに埋もれたい」。

この時期に私が探究していたのは、自分の声の立ち位置です。今までは作詞の仕事を優先してきたけれど、シンガーソングライターとしての活動を主軸にしようと決めてからは、これからどう自分の声とつきあっていくのかを試行錯誤していました。

その後の「砂海パラソル」で、探究は一区切りついて、コーラスも自分の声でやっていこうと決めました…という寄り道から、曲への話に戻ります。

2021年の新録では実現できて嬉しかったのは、コーラスで豪華に盛り上げる、そして当時入れたかったマンドリンのレコーディングができたことです。

レコーディング時はコロナ禍で、自宅とスタジオでのやり取り。

スタジオから、マンドリンの吉田剛士さん、編曲の西岡正通さんの写真を送ってもらいました。

曲の構成はシンプルです。
0C-1A-1B-1C-Interlude1-2A-2B-2C-Interlude2-3B

最後が3Cに行かずに3Bというのが、自分らしい展開かとは思います。メロディー、コード進行共々、難しくない美しい展開を目指しました。おとぎ話の中で流れる歌、みたいな雰囲気にしたかった気がします(なにせ記憶が曖昧)。

まだ曲を綿密に構築するより、感覚が優先していたのでしょう。記憶の曖昧さに加えて、こういう曲が作りたかったから、という説明になってしまうのが自分でも歯痒いところです。

「望みや夢や 欲望も」
ここの「欲望も」でメロディーが上がる部分と、下がる部分は鏡を意識しています。

どの時点で、作曲の意識が感覚派から設計派に変わったのか…2013年の「2013年の「永遠無惨」や「図書館ロケット」で、すでに設計派になっていたのは曲調からわかります。

楽曲についての解説がぼんやりとしていて申し訳ないと思いつつ、「鏡の名前」ジャケット撮影や、MV撮影の記録なども合わせてどうぞ。

レコーディングの動画は録っていなかったので、MV撮影時の動画を発掘しました。

鏡の名前は、4バージョンあります。1998年のゲーム収録版、2006年ベストアルバム「浪漫月裸の娘達」収録版、2021年「鏡の名前 – 懐古庭園 Vol.05 -」収録フルサイズ版、そしてアルバム「Romantic Journey」収録オープニングサイズ版。どうぞ、お好きなバージョンをお楽しみくださいませ。

我が心の音友よ、「鏡の名前」楽曲解説はこれで終わりです。

次は「tiny tiny happiness」について書きますね。
では、また!